2月理事長所感

早春の候、皆様に於かれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
本年も寒さ厳しい2月であり、また薄雪ではありましたが雪が舞うたびに、昨年の雪害の記憶がよみがえってきたのではないでしょうか。昨年2月には山梨県内、長い歴史の中でも未曾有の雪害がありました。私たちの生活に於いても大きな影響がありましたが、私たちは雪害の経験を通じて、行政の公助、地域住民が自ら地域を守る自助、みんなが協力しあう共助が発揮され、また困難を乗り越えたなかで新たな課題にも積極的に取り組んできました。私たち会員も改めて、一般社団法人甲府青年会議所の地域における存在意義や地域の付託に応える青年会議所のあり方を考え直して、また見つめ直す年でもありました。

さて、2月を振り返りますと2月19日は一般社団法人甲府青年会議所の2月定時総会・2月例会(JCの力発信)がありました。総会では2014年度の事業報告及び決算報告並びに2015年度の修正予算について承認をいただきました。2014年度の理事役員の皆様に於かれましては当会63年目の運動に対しましてご尽力をいただき、誠にありがとうございました。

また、2月例会では運営グループによるJCの力を発信するために地域グループ・国際グループ・人財グループ・運営グループの個々の活動をPRし、会員一同が共有したなかで2015年度の大きな運動展開にするべく、公益社団法人日本青年会議所2010年度人間力大賞運営委員会委員長の友田雅明先輩を講師に「青年会議所と地域経営」をテーマにご講演いただきました。例会を通じて、私たちの組織環境を活かして運動展開していくことの重要性であり、また会員の青年会議所に対してのボルテージも上がり、モチベーションにもつながったと感じております。

そして、2月21日からは三重県伊勢市にあります公益財団法人修養団に1泊2日のみがく特別研修へJC運動継承会議中村議長を始めとする多くのメンバーが参加をいたしました。礼法作法から始まり童心業、みそぎ(水行)、参拝などを通じて、日本人の心や人間の活力の素晴らしさを自己体感したなかで、地域・家庭・仲間・組織の確かな明日につながる活力となっております。

また、2月28日には公益社団法人日本青年会議所関東地区山梨ブロック協議会の拡大セミナーも開催されました。青年会議所は日本全国に697の青年会議所があり、会員約32,000名が私たちの地域だけではなく全国各地で「修練」「奉仕」「友情」の三信条のもと「明るい豊かな社会」の実現という理想を掲げて地域のために日々活動をおこなっています。しかしながら全国的に会員の減少が進んでおり、また私たち一般社団法人甲府青年会議所の会員数も年々減少傾向にありますが、私たちの運動は時代のせいにするのではなく、常に地域社会の「明日」(あした)を見据えて行動に移していかなければいけません。私たちが本気になり青年会議所活動に邁進していくことで、多くの人たちに気持ちや想いが伝わり、共感していただくことが拡大の一歩だと考えております。地域の皆様に於かれましては20歳から40歳までの私たちとともに活動をしていただける方を是非ともご紹介していただき、また入会をしていただけるようにご協力をお願い申し上げます。

3月に入りまして各委員会のグループの活動も活発となってきており、ヴァンフォーレ甲府の開幕戦のフェイスペイント・3月例会・前期新入会員予定者の諸会議、また信玄公祭り前夜祭の第12回「湖衣姫コンテスト」の募集活動などさまざまな事業が展開されます。また日本青年会議所第148回総会(横浜)や公務も事業も盛沢山であります。大きく膨らんだつぼみを大きく開花できるように会員一丸となり、3月も素晴らしい明日に紡いでいくために邁進していきます。

結びに、私たちのふるさと「山の都」が素晴らしい春になりますことを心よりご祈念申し上げ、2月理事長所感とさせていただきます。

一般社団法人甲府青年会議所
第64代理事長 藤巻宏和